介護が嫌なわけじゃない。
でも、介護だけの人生になるのが怖い。
そんな言葉を、お聞きすることがあります。
私自身、母の介護は終わりましたが、
障害のある弟との暮らしは今も続いています。
だから、
家と仕事場の往復。
気づけば、時間だけが過ぎていく。
そして、そんな時に限って、
周りの人が前に進んでいるように見えて、
自分だけが取り残されているような気がして焦る。
「私はこのままでいいのかな」
何度も、そんなことを考えていました。
学校で働いていた頃に
障害のあるきょうだいや
ヤングケアラーの子どもたちと出会い
「どうせ自分なんて」
と、自分の人生をあきらめようとしている
子どもたちの姿を見て、
私と同じような思いを抱えたまま、
大人になってほしくない。
そこで、カウンセリングの資格を取り、
起業しました。
でも、
資格を取ったからといって、
すぐにうまくいくわけではありませんでした。
やりたいことはある。
経験もある。
でも、どう届けたらいいのかわからない。
一人で考えていると、また焦ってしまう。
そんな時に出会ったのが、
夢や経験を言葉にして、
お互いに応援し合える起業家仲間でした。
そこで、「早く何とかしなきゃ」
と焦って動くのではなく、
私はどうなりたいのか。
誰に届けたいのか。
そこに向き合うようになりました。
すると少しずつ、
「今できていないこと」ではなく、
**「これからどうしたいか」**に目を向けられるようになった。
そして、未来に向かって
一歩ずつ動けるようになりました。
介護があっても、
自分の人生をあきらめなくていい。
家族を大切にしながらでも、
自分のやりたいことも大切にしていい。
私は、そんな選択肢が
当たり前にある社会にしたい。
だからこそ、
「介護があるからできない」ではなく、
「介護があっても、どうしたらできる?」
を一緒に考えられる人や仲間を、
これからも増やしていくために活動中。
今のままで終わりたくない。
でも、一人でどう動けばいいかわからない。
そんな人にこそ、
人との出会いから見える未来があると信じています。